見せたくなる足元。新作スカジャンソックス3選

今年で戦後80年。戦争や戦後の記憶を持つ方々が少なくなり、当時の記録も風化しつつある今、改めて振り返りたい文化的遺産があります。
それが戦後日本で生まれた「スカジャン」。米軍兵士の記念品として誕生し、日本の若者文化に根付いたこの衣服の精神を、足元で表現した特別なコレクションをご紹介します。
特筆すべきは、そのデザインの配置。履いた時にふくらはぎ部分に柄が来るよう設計されており、まるでスカジャンの背中に施された刺繍のような位置関係を表現しています。
足元から感じる、スカジャンの世界観をお楽しみください。
スカジャン 龍 ~歴史が刻む、靴下への愛~
カーキグリーンの落ち着いたボディに、力強く舞い上がる龍の刺繍が印象的な一足。まるで足元にミニチュアのスカジャンを纏うような、遊び心あふれるデザインです。
特筆すべきは、龍のモチーフに刻まれた「女利安(メリヤス)」の文字。これは南蛮貿易時代にポルトガル語の「MEIAS(メイアス)」やスペイン語の「MEDIAS(メディアス)」から転じた言葉で、まさに「靴下」を意味する歴史ある表現です。単なるデザインを超えた、文化的な深みがここに込められています。
履き口にはスカジャンの袖口を再現した起毛素材を採用。黒地にグレーのラインが入ったディテールは、本物のスカジャンを彷彿とさせる丁寧な仕上がりです。歴史と現代技術が見事に融合したHOiSUMらしい一足です。
スタイリング提案
裾からチラリと覗かせたり、大胆に見せたり。個性を演出できるアイテムです。あえてサンダルと合わせて和モダンな足元を楽しむのも、粋な着こなしですね。
スカジャン 土佐犬 ~堂々とした姿を足元に~
ブラックのボディに、凛とした表情の土佐犬が堂々と鎮座する特別な一足。昭和12年に国の天然記念物に指定された土佐犬は、有史以前から日本民族の伴侶として生き続けてきた、犬の原種に近い貴重な存在です。
粗食に耐え、主人に従順で、外敵に対しては勇敢に立ち向かう。まさに侍の精神を体現するこの犬種の凛とした姿を、職人の手によって丁寧に表現しました。周囲に散りばめられたピンクの牡丹が、力強さの中にも日本的な美意識を感じさせます。
履き口の黒地に赤のラインという配色は、スカジャンの袖口そのもの。細部に至るまでスカジャンの世界観を忠実に再現した一足です。
スタイリング提案
ブラックベースなので、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力。特にダメージデニムとの組み合わせで、アメカジ×和のミックススタイルを楽しめます。
スカジャン 虎 ~HOiSUMシグネチャーの集大成~

HOiSUMにとってシグネチャー的な存在である「虎」を、スカジャンの世界観で表現した特別な一足。鮮やかなコーラルレッドのボディに、竹林を背景に悠然と座る虎の姿が大胆にデザインされています。
スカジャンの三大モチーフの一つである虎は、力強さと勇猛さの象徴。美しい虎が緑の竹林を背景に座る姿は、まさに東洋の美を体現しています。「Japan」の文字も印象的な一足です。
履き口には黒地にゴールドのラインを配した起毛素材を採用。高級感のある仕上がりになっています。コーラルレッドとブルーの2色展開で、その日の気分やコーディネートに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
スタイリング提案
鮮やかなカラーリングを活かして、シンプルなモノトーンコーデのアクセントに。スニーカーやブーツとの相性は抜群で、足元から個性を演出できます。
足元から始まる、新しいジャポニスム
明治時代のジャポニスムが西洋に与えた衝撃と同様に、スカジャンは戦後の日本文化を世界に発信する象徴的な存在でした。そんなスカジャンの精神を現代の靴下に落とし込んだこの3つのデザインは、単なるファッションアイテムを超えた文化的な意味を持っています。
龍、土佐犬、虎。それぞれが持つ力強さと美しさを、足元という新しいキャンバスで表現したHOiSUMのスカジャンソックス。歴史と現代技術、東洋と西洋、伝統と革新が見事に融合した、まさに現代のジャポニスム。
足元から始まる新しい日本の物語を楽しんでみませんか。職人の手によって丁寧に編み上げられた確かな品質と、時代を超えて愛され続けるスカジャンの美学。HOiSUMのスカジャンソックスと一緒に、足元からあなたなりの個性を表現してみてください。